私共が住まう城下町佐倉には、かつて江戸日本橋の祭礼で威容を誇った山車や山車人形の多くが現存しております。明治の世を経て、日本橋の粋と歴史文化が「生きた形」で受け継がれている場所は、今やこの佐倉をおいて他にございません。  かつて天下祭として親しまれた日本橋の文化遺産が、時を超えて佐倉の地に息づいているという歴史的事実。この稀有な縁(えにし)を次世代へと継承し、両地域の文化的紐帯を深めることは、現代に生きる私共の使命であると確信しております。
 このたび、この確かな歴史的背景を礎とし、佐倉市と日本橋の「地域文化教育」を推進すべく、「さくら天下祭」を開催する運びとなりました。本祭典では、子どもたちが実際に山車を曳き、先人の想いを肌で感じる「実体験」を通じて、郷土への誇りと歴史への理解を深める貴重な機会を創出いたします。